プリント基板はさまざまな業界で活用

そもそもプリント基板とは?基本を解説!

生活の中で使用するさまざまな電子機器の内部で使用されているプリント基板ですが、使用することで電子機器に欠かせない電子部品がコンパクトに接続できる、小型化された電子機器により生活がより便利なものになります。ここでは、そもそもプリント基板とはどのようなものか、基本について解説します。電子部品にはいろいろな種類がありますが、ICがそれほど多様化されていなかった時代は、空中配線やラグ板を使って電子部品を配線して使用していました。真空管の時代のテレビは、空中配線で電子部品が取り付けてあり、プリント基板そのものがあっても小さなものが主流でした。

しかし、空中配線はショートや修理中の感電といったリスクがありますし、製造工程においても多くの工数がかかります。そこで登場したのがプリント基板で、基板に電子部品をはんだ付けすればアートワークが形成されているため配線のことを考えずに済みます。プリント基板には、パターンが引き回されているので、配線をせずに済みますし基板に付いている番号や部品の形、トランジスタならエミッター部分に「E」マークを入れておけば挿入で作業するときなど、向きを間違えることもなく正確に行えます。ちなみに、電子部品にはリード線が付いているリード部品と半田面に直接取り付ける表面実装部品、2つの種類に分けることができますが、表面実装部品は基本的に自動実装機を使って取り付けからはんだ処理まで完結できるため、製造工数の削減にも役立ちます。

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