プリント基板はさまざまな業界で活用

プリント基板は多層構造が主流

プリント基板は、電子部品を取り付けるための板、最近は両面に電子部品を実装するプリント基板が多くなっていますが、電子部品にはリード線が付いているリード部品とリード線を持たない電極が設けてある表面実装部品もしくはチップ部品といった2つの種類に分けることができます。表面実装部品ははんだ面に直接はんだ付けして電子回路に組み込むもので、表面実装装置と呼ぶ特殊なマシーンを使い部品の実装から半田付けまで一連の工程を行います。リード部品は、プリント基板にホールを作り、表面から挿入して裏面ではんだ付けするタイプです。はんだ付けした後は、余分なリード線をカットしなければなりませんが部品自体が大きいので大容量タイプコンデンサや抵抗器などに最適です。

最近は、電子機器の多機能化およびコンパクト化が行われている関係から表面実装部品が採用される機会も増えていますしが、これに伴いアートワークも限られたスペース内で配置しなければならない、このような理由からアースや電源周りなどのアートワークはプリント基板の中間層に構築することも多くなっていて、6層や8層など多層構造のものが多くなっています。中間層との接続はスルーホールと呼ぶプリント基板に形成された部分で行われていて、中間層以外にも表と裏面との接続も行っています。この中間層は基板を製造する際に印刷技術で構築されているもので、複数の板を重ね合わせて製造されているものではありません。

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